はじめまして。
「指圧治療院きのはな」を開業準備しています、
菅野 顕真(かんの あきまさ)・詩乃(しの)です。
2027年の春、茂原市に夫婦で小さな治療院を開きます。
鍼灸師の妻と、パーソナルトレーナーの夫です。
開業の前に、私たちのこと、
そして私たちがなぜ「茂原で」始めるのかを、
少しだけお話しさせてください。
教室で出会った、ふたり
私たち夫婦は、日本指圧専門学校のクラスメイトとして出会いました。
ふたりとも、2027年3月の資格取得を目指して、現在も学んでいる最中です。
お互いに、あん摩マッサージ指圧師を目指して
学ぶ仲間として同じ教室にいましたが、
ここへ来るまでの道のりは、まったく違いました。
夫の顕真は、茂原の生まれです。
子どもの頃はぽっちゃりとしたインドア派だったのに、
中学で思いがけず足が速くなり、中学3年生の時には学年1の俊足に。
その頃は音楽部の副部長で、マンドリンを担当していました。
(ちなみに茂原市立早野中学校の出身です。現在は閉校してしまい、とても寂しいです。)

中学3年生の時に開催されたリオデジャネイロオリンピックで、
日本代表の4×100mリレーをテレビで観て、言い表せない感動に包まれました。
今でも、鮮明に目に焼き付いています。
その後、県立長生高校に進学し、陸上部に入部。
100m走の選手への道を踏み出し、陸上に夢中になりました。
ただ、夢中になった分だけケガにも泣かされて——
たくさんのケガを経験してきました。
ハムストリングスという太ももの裏の肉離れに至っては、
高校生活だけで6回も経験しました。
そのたびにうまく練習できない悔しさと、
走りたくても走れないやるせなさに向き合ってきました。
元々インドア派の音楽部だった私にとって、
陸上部の練習はとても厳しく、
からだの基礎ができていなかったために、
必要以上のケガをしてしまったのだと思います。
私は、強く思いました。
「正しいからだの使い方を伝えられる人になりたい」。
その悔しさを進路に変えて、
日本大学でスポーツ科学とバイオメカニクスを学び、
フィットネスクラブのパーソナルトレーナーとして、
たくさんの方のからだと向き合ってきました。
また、お子さま向けの陸上教室や、体操教室での指導経験を積んでまいりました。
自身も現役のアスリートとして、100m走を続けています。

そして、からだの外側(動き)だけでなく内側についても学び、
治せる人になりたいと、指圧の学校へ入学しました。
妻の詩乃は、神奈川の出身。
大学を出てから10年、金融機関の窓口でお客様と向き合う仕事をしてきました。
窓口応対のコンクールで神奈川県1位をいただいたこともあります。
でも、いつも時間と数字に追われて、自分のからだのことは後回し。
睡眠を削って、がんばって、がんばりすぎて——
ある時、心とからだが「もう少し、ゆっくり」と教えてくれました。
仕事を辞めて、鍼灸師の専門学校へ入学。
そこで出会ったのが、東洋医学でした。
からだの悪いところだけを見るのではなく、
「心とからだはひとつで、全体でバランスが取れている状態が自然」
として見る東洋医学のまなざしに、私自身が少しずつ救われました。
そして更なる学びを深めるために、指圧の学校へ入学しました。
現在は鍼灸師の国家資格を取得し、
美容鍼灸サロンと東洋医学系の治療院での勤務を経験し、現在に至ります。
走り続けてケガをした人と、がんばり続けて立ち止まった人。
入り口は違うのに、たどり着いた場所は同じ。
それが私たちの始まりでした。
茂原で、呼吸が深くなった
妻にとって、茂原との出会いは、夫との出会いがきっかけでした。
はじめて夫の実家を訪ねた日のことを、よく覚えています。
東京駅から乗り換えなしで、1時間とすこし。
そこには田園風景と、ゆったり流れる時間があって——

私は不思議と、懐かしさを感じました。
自然ゆたかな川崎の田園で育った、子どもの頃の記憶が、ふっと戻ってくるような。
実はその頃の私は、ストレスで咳が止まらなくなっていました。
ふたつの専門学校に同時に通いながら鍼灸院で働き、
完全に自分の限界を超えていた時期です。
東洋医学でいう「肝気上逆(かんきじょうぎゃく)」——
ストレスで気が上へ突き上げて、咳になってしまう状態でした。
それが、茂原で過ごした数日のあいだは呼吸が深くなり、
いつのまにか、咳がおさまっていたのです。
特別なことは、何もしていません。
ただそこにいるだけで、心とからだがほどけていく。
何度も足を運ぶうちに、気づきました。
「整える」ときに大切なのは、何かを足すことではなく、
余分なものを手放していくことなのだ、と。
「リトリート」できる場所を創りたい。
リトリートとは、日常から少し離れて、自分自身に還る時間のこと。
東洋医学では、人と自然は切り離せないものと考えます。
私が茂原で体験したのは、まさにそれでした。
自然のそばで過ごす時間が、こわばった心をゆるめ、
からだの巡りをそっと呼び戻してくれる。
夫には「生まれ育った茂原に、この仕事で恩返しがしたい」という想いがずっとありました。
妻には「茂原に救われた」という体験がありました。
ふたつの想いが重なって、答えはひとつでした。
この町で、指圧の治療院を開こう。
私たちがお迎えしたいのは、かつての妻のように、
家族や仕事を一生懸命に支えて、自分のことを後回しにしてきた方です。
だからこそ、ここに「何もしなくていい場所」をつくりたい。
がんばってきた体に、ひとやすみを。
ゆるめて(指圧・鍼灸)、育てて(パーソナルトレーニング)、
ご自分のからだとゆっくり向き合える時間を、
夫婦ふたりで営んでいきます。
「きのはな」という名前に込めた想い
「きのはな」は、「気の華」と書きます。
東洋医学では「華」は、ただの飾りではありません。
内側の臓器がのびやかにはたらき、その精気が満ちて、
自然と表面へあふれ出した状態を「華」と呼びます。
「心の華は面に在る」——
内側の健やかさは、おのずと顔つきやまなざしに表れる、という考え方です。
樹々のそばで、花がほころぶように。
訪れた方が、ご自分の「元の気」を取り戻していけますように。
そんな願いを、この名前に重ねました。
2027年春、茂原でお会いできるのを楽しみにしています。

私たちは、2027年春に
鍼灸と指圧・パーソナルトレーニングをご提供する「指圧治療院きのはな」を
千葉県茂原市に開業予定です。
鍼灸師の妻と、パーソナルトレーナーの夫。
夫婦2人の、落ち着いた、ちいさな隠れ家のような場所。
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